「ショーシャンクの空に」

ショーシャンクの空に

妻と結婚して半年ほどたった頃、仕事の山場を越えてあまり忙しくない時期がありました。
夜、妻と2人でDVDを借りてきて映画を見ることにしました。
自分はあまり映画に詳しくない人間で主に妻が選んだものを2人で見ることにしました。最初に選んだのがこの「ショーシャンクの空に」でした。

この映画は裁判の法廷のシーンから始まります。主人公はとある銀行の副頭取、殺人の容疑がかけられています。
判決が下り、刑務所へ収監されます。そこから彼の戦いが始まります。最初は暴力の危険、彼は銀行時代の経験、知識を元に刑務官に取り入り、味方につけ危険を回避しました。
刑務所というのはとにかく閉鎖的であり、何をするにも窮屈です。
彼は希望を持ち、困難に対して知識と行動力で乗り越えていきます。
また、彼は持ち前の粘り強さで刑務所の中に大きな図書室を作りました。刑務官に恩を売り、仲間たちにビールを振る舞うことで仲間を増やしていきます。

とにかく長い期間刑務所に入っていると、刑務所の中と外を分け隔てている塀に頼ってしまうようになります。
ブルックスは刑務所に50年以上もはいってます。やはり50年もはいってしまうと外界に対する希望を失ってしまいます。外に出た後に社会に適合できませんでした。
主人公は希望を持つことが重要だと言い、レッドは希望を持たないことが重要だという意見です。レッドはブルックスを見て希望を持つことをやめてしまったかもしれません。

この見方は自分の仕事に対する見方にも通じてくるような気がします。
仕事に希望を持つかどうか、持つことと持たないことでモチベーションや生産性に違いがあるかもしれません。
ちなみに自分は希望を持たない派です。レッドの方です。なるべくなら淡々と仕事を終わらせていきたい系です。

次は違う点からこの映画を見てみましょう。
この映画には印象に残る一人の俳優がいます。レッド。モーガンフリーマンです。
彼は調達屋として、刑務所の外から主人公の必要とするものを渡したりしますが、それと同時に主人公と深いつながりを持ちます。なんと言っても彼の落ち着いたたたずまい、声、仕草が主人公の相棒としての存在感を際立たせます。

この後の話は実際に映画を見てみた方が良いでしょう。
最後にこの映画は音声を英語で、字幕付きの方がレッドの落ち着いた声を聞くことができるので、是非字幕で見ましょう。