弟の結婚式2

 そんなこんなで当日になってしまった。午前中に移動して14:00くらいに会場に入った。妻は留袖を着ることになっていたので先に着付け準備に入った。待っていると親戚がいろいろやってくる。懐かしい顔ばかり、けどしばらく会っていないせいもあり会話も進まず。

 16:00から式のリハーサルのため自分の準備も開始。

 今回着る衣装は、モーニング。弟の結婚式であれば普通は礼服で良いが今回は親代わりの衣装と言うことでモーニングとなった。事前に用意されたレンタルの衣装を着ていく。いつもスーツを着る職業なので、あまり苦になるところは無かった。

 16:00になり、リハーサルが始まる、新郎・新婦とプラス新婦の両親、そして新郎側の家族として娘がリングガール(結婚指輪の運び役)で自分は新郎の父的な立場で参加。教会っぽいところへ向かう。

 教会でバージンロードを進むところから、指輪をつけるところまで一通り、リハーサルを実施。自分は立ったり座ったりするだけ。新郎の父ってこんなもんなんだという感じ。本番もつつがなく終了。

 その後は、新郎新婦と記念撮影をし、次の仕事が始まる。両家の家族親類紹介。今回の結婚式は叔父叔母にも参列してもらっているけど、うちの父母の兄弟が多く、父側で7人兄弟、母側で8人兄弟にもなる。自分の結婚式の時はこの人数を呼ぶのが大変なので、こじんまりと海外で結婚式をしてしまった。わが弟は偉いのですべてに連絡を取り、参加案内を出した。結局15名の親類が参加することになったが、名前をすべて説明しているとど忘れしたときが大変なので、呼び慣れている地名+名字を使って説明することでなんとか乗り切った。

 次は披露宴。最初は新郎新婦の紹介動画が流れる。バックで流れる音楽が中島みゆきの「糸」でこれがなかなか良かった。

 披露宴が始まっていくのだが、なかなかすごかったのが弟の上司による祝辞。挑発をぶっこんできて、上司の凄みを感じた。例えば、今後の家庭生活で新婦から「このハゲ-!」と言われないようにとか、新郎のことをむっつりすけべと言ったり。前もって用意した原稿を元に、少し緊張気味に話している。笑わせたいのであれば、もっと慣れた感じで言わないと。

 祝辞の後は新婦の両親と一緒に、各テーブルの挨拶回りに行く。お父さんと呼びかけられることもあったけどうまくかわしてみた。けどお父さんと呼びかけてきた人は結構気にしていたらしく、後で会話する機会があったときに謝ってきていた。なかなか律儀な人だった。

 最後は、新婦からお父さんへの手紙の朗読。これに新郎側の父的な立場で話しを聞いていたけど、その後サプライズで新婦の父がパラパラマンガを作ってきていて動画にしたものをみんなで見ることになった。新婦の小さい頃からの思い出話が書かれているのだけどもなかなか感動的で泣けてきてしまった。

 最後のお見送りまで頑張ったが、だいぶ疲れてしまった。