地下謎への招待状2017

 

 先週末に東京メトロの地下謎に行ってきた。正式名称は「地下謎への招待状2017」。東京メトロの地下鉄に乗りながら駅や電車などいろいろなものを見て、乗って、使って謎を解いていくゲームである。大学時代の友人が謎解き好きで各地の謎解きイベントに行っており、ご一緒させてもらった。おっさん3人旅である。

 新宿駅で11:00に待ち合わせ。そこからスタートキットを購入し、最初の謎解きをする。ネタバレになるのであまり細かいところは伝えられないが、公共物や何気ないオブジェを使いながら謎を解いていくという一連の流れに感心してしまった。

 これは問題作成者側に回った考え方になってしまうが、日常の生活の中で、毎日見ているものは、見ていながら頭の中に残らなくなる。そのような日常に埋もれてしまうものを使いながら一つの問題としてパッケージ化し、解答を作る。

 おそらく企画が立ち上がった段階から、くまなく地下鉄に乗り、多くの駅を回ってきたのか、最初に大きな問題構成を作ってから駅を回って細部を作っているか、そんなところが気になってしまった。それにしても身の回りにあるものを何でもかんでも利用して問題を作っていく作成者の頭の柔らかさがすごく印象に残った。

 問題を作るというのはまさに選ばれた人にしかできない。子供は学校に行って勉強をしているが、これは問題を解くことしかしていない。問題を自ら作っているのは研究者か投資家(インベスターZの影響)くらいなものである。課題を発掘し、それを自ら解いていく。仕事にも通じるものがあると感じた。

 話は脇に逸れたが、結果18:00くらいに最後問題を解くことができた。3人のおっさんで、かつノーヒント、うまく行った方だろうか。

 日曜日ということもあるかも知れないが、スタートキット購入の際も自分の前に10人くらい並んでいた。さらには各種ポイントとなる場所にはキットを持った人が多く居て、電車の中にも同じような人が結構居た。電車から降りるタイミングも同じで、めんどくさいときは同じキットを持った人の後に付いていったりできるくらい人が多かった。あまりニュースにはなっていないが、結構人気があるように見える。

 その日は一日で14,000歩ほど歩いた。最後は居酒屋に行った時にはだいぶ疲れていて睡魔に襲われて大変だったが、飲んだ酒がおいしかった。

 また来年も行きたいけど、その頃には単身赴任生活も終わっているはず。残念だけど次回は無いかな。