湯たんぽが大好き

 湯たんぽが大好きなのです。小さい頃に住んでいたところは冬が本当に寒いので必ず湯たんぽを使っていました。

 分かってくれる人がどれくらい居るか分かりませんが、あのオレンジ色の湯たんぽにストーブで暖めたお湯を入れていました。そのままでは温度が高くやけどしてしまいますので、母親が作った布袋をかぶせて、直接体に触れないようにする必要があります。布袋をかぶせていたとしても、湯たんぽの温度は高く、弟なんかは低温やけどを負ったことがありました。

 大人になってからはしばらく使っていませんでしたが、30歳を過ぎた後に夜寝るときに足が冷たくて、一時期復活させていましたが、ベッドだと湯たんぽを下に落としてしまうと元に戻すのが大変で、本格的に使うことはありませんでした。

 2年前から単身赴任生活が始まり、家に帰ってきてすぐに暖房をつけてもすぐに部屋が暖まることはないので、足が冷たいまま布団に入ることになります。冷たいままだと布団に入ってもすぐに眠ることができませんでした。

 そんなときにヤマサキマリの本で、良い解決方法を見つけました。蛇口から出てくるくらいのお湯をペットボトルに入れて特に袋に入れずそのまま布団に入れることで、湯たんぽ代わりにする。これは自分にとって二重の意味で革命的でした。

 まず子供の時に使っていたオレンジ色の湯たんぽが必要なくなります。そこら辺で売っている2Lのペットボトルの水を買うだけで、湯たんぽ代わりに使用することができます。

 さらには、温度が高くなくても湯たんぽになってしまいます。子供の頃はなぜか必ず熱いお湯を入れて布袋をかぶせていたのですが、蛇口から出てくる40℃前後のお湯を直接入れれば、布袋をかぶせなくても問題なくなります。これで手軽に湯たんぽを作ることができます。そもそも子供の頃からぬるいお湯を入れておけば良かったのではないかと今頃になって思います。あれは何だったんだろう。。。

 欠点はペットボトル自体がぺらぺらのプラスチックなので、何度も使っていると劣化してきますので、定期的に取り替えてあげる必要があります。布袋もつけていないので、中の水が漏れてくると大変なことになってしまいます。

 少しの欠点はあるのですが、今では手放せなくなってしまいました。家に帰ってきた後すぐ寝たいときもとりあえず湯たんぽだけでも作っておけば、足が冷たいままになってしまい、眠れなくなることもなくなります。