喫茶店で本を読みながら

 2日連続で、大通りの喫茶店に行く。外は雪も降らず日が差している。

 昨日と同じく二階に上がり窓際の席でコーヒーを飲む。目の前の大通公園では雪まつりに向けて雪像を制作している。

 夕方の少し薄暗いタイミングのせいか、それとも周りも白いせいか、雪像もぼんやりとしか見えない。日が落ちる頃には制作する人は誰もいなくなったが、今度は観光客らしき大きなキャリーバッグを持った人が雪像の前を通る。見るだけではなく写真も撮っているようだ。

 

 この時間帯の喫茶店は混んでいる。右側には勉強をしている二人組の男の子。脇においてあるスマホでは動画が流れている。これでは勉強は進まないだろう。30分程したら仲良く帰っていった。

 左側は1人で勉強しているが、こちらもずっとスマホをいじっていた。しばらくすると電話がかかってきた。「〇〇に向かっているところ」と説明していたが、どう見ても向かっているようには見えない。電話が終わるとすぐに店を出た。

 喫茶店で本を読みながら周りを観察するのはなかなかおもしろい。