2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

予想通りに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 ダン・アリエリー(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

完全に合理的な人はいるのだろうか?すべて正しい判断をする人はいるのだろうか? 著者は行動経済学を研究している大学の教授。行動経済学の研究の道に進んだのは18歳の時の大ケガがきっかけだった。大ケガの回復までに数年かかり、退院後に入った大学の講…

「福岡・中洲 真夜中の保育園」ドキュメント72時間

福岡の中州には午前2時まで開園している保育園がある。 番組では保育園での多種の家族、多様な場面が描き出されている。とある新聞記者夫婦には嫌々期の娘がおり、夫が単身赴任中。妻は一人で育てなくてはいけないという気持ちの元、子供と向き合っている。…

「ニッポンの単身赴任」重松清(講談社文庫)

先日見た「幕末転勤物語」に出演していた重松清が単身赴任をしている20人の人生模様を描いたルポルタージュ。重松清と言えばドラマの原作になっているイメージだったので、小説しか書いていないと思っていたらライターとしても結構書いているようだ。 幕末…

「書いて稼ぐ技術」永江朗(平凡社新書)

1.フリーで生きていくことの誘惑 サラリーマン生活をしているとフリーの気楽さをうらやましく思ってしまう。いやな上司に頭を下げなくても良いし、好きな仕事をしていれば良い。この本ではそんなフリーライターの仕事を垣間見ることができる。特にフリーラ…

「デスマーチはなぜなくならないのか」宮地弘子(光文社新書)

1.IT業界におけるインタビュー本 この本のちょっと変わったところはインタビュー形式を採用しているところだと思う。IT業界に関連する本も今まで読んできたが、だいたい著者本人の人生を振り返るか、新しい技術、ソフトを解説した本が多い。 著者本人…