2017-01-01から1年間の記事一覧

「書いて稼ぐ技術」永江朗(平凡社新書)

1.フリーで生きていくことの誘惑 サラリーマン生活をしているとフリーの気楽さをうらやましく思ってしまう。いやな上司に頭を下げなくても良いし、好きな仕事をしていれば良い。この本ではそんなフリーライターの仕事を垣間見ることができる。特にフリーラ…

「デスマーチはなぜなくならないのか」宮地弘子(光文社新書)

1.IT業界におけるインタビュー本 この本のちょっと変わったところはインタビュー形式を採用しているところだと思う。IT業界に関連する本も今まで読んできたが、だいたい著者本人の人生を振り返るか、新しい技術、ソフトを解説した本が多い。 著者本人…

「勝間式超ロジカル家事」勝間和代

我が家は結婚してからずっと共働きでやってきた。子育てに義父母の力を借りているとはいえ、自分たちである程度の家事はこなさなくてはいけない。そんなこともあり、家事の時短はずっと課題になっていた。 ルンバを購入して、毎日家の中をぐるぐるさせて、家…

「幕末転勤物語 ~一五〇年前の家族日記~」(NHKスペシャル)

NHKスペシャル「幕末転勤物語 ~一五〇年前の家族日記~」を見る。 自分が転勤(単身赴任)をしていて、結構つらい思いをしている。ほかの家族がどのような思いで、転勤しているか見てみたかった。 古くは菅原道真から、どこの国でも、どの時代でも転勤とい…

「夫の悪夢」藤原美子(文春文庫)

最近エッセイを読むのにはまっている。 気づくと読んでいる本の半分以上になってしまうほどである。文庫本だとよく巻末にその文庫の同じ分野の本が紹介されている。たまたま読んだエッセイの巻末の一覧にエッセイの一覧が掲載されていて、興味があるものを抜…

「騎士団長殺し」村上春樹

村上春樹の小説には大きな特徴がある。 文章の記述は平易で詳細を極め、読者の興味を引き、目の前に映像を見せるがごとく微に入り細にわたる描写を行っていくが、全体を振り返るとその内容がぼやけ、今まで見せられていた映像が霧で覆われていく。 今回も主…

「すみだ北斎美術館」に行く

すみだ北斎美術館は墨田区にあり、JR両国駅の近くにある。昨年11月に開館した葛飾北斎の作品を収集した美術館である。 葛飾北斎は、江戸時代の画家でその生涯のほとんどを墨田区内で過ごしており、区民の誇りとしてその作品を収集し、公開を行っている。 …

家族で阿寒湖へ行ったが大変なことになった

家族で阿寒湖へ行って、遊んだが大変なことになったのでそのお話。書き出してみると結構な大作になってしまった。 1.家族で阿寒湖へ 久々に自宅に帰ることになり、みんなでどこかに出かけようという話になった。3連休ではあるが、ほかに予定もあるので、…

「秒速5センチメートル」(新海誠)

夜中にテレビでやっていたので録画して見た。 この物語は小学校時代からの成長を通してある一組の男女の交わりと交われなかったものを美しい風景・音楽で展開させていく。 最初は小・中学生だろう。都会で2人のつながりが生まれる。 都会・田舎の風景を対比…

昔行った図書館のおはなし

小さい頃、中学生の頃だろうか。 本を読めば知識を得て、世の中のすべての問題をうまく解決できると感じていた。片っ端から本を読んでいたが、学校の図書室へいくと大量の本があり、本屋へ行くとまた大量の本があり、町の図書館へ行くと更に多くの本が、まる…

花粉症になってしまった

大学生の時以外はほとんど杉の無いところに住んでいいたのに関東に再び来たとたんに花粉症になってしまった。 花粉症はつらい。至る所で鼻をかみたくなる。ティッシュが手放せない。鼻をかんでばかりいると鼻が赤くなる。鼻が赤くなるとほんとに酔ったおっさ…

電車で隣に乗った人

電車で隣に乗った人が美しかった。 髪はロングであるが、少しパーマがかかっている。ピンクの上品なコートを着ており、コートを着たまま座席に座っている。スターバックスのコーヒーを時々飲み、袋に入ったパンをほおばりながら、小気味よくMacに文字を打ち…

「作家の収支」森博嗣(幻冬舎新書)

この本を説明するのは難しい。著者は否定しているが究極的には自慢と捉えられるが、お金を稼ぐ行為の詳細、また出版業界の印税などの仕組みを書いてあるので、これらの仕組みを知りたい人に役に立つだろう。 説明するのが難しいのは今まで同じような本が作家…

夢と睡眠

今日は2回夢を見た。 一度目は夜中見ている途中に起きてしまい、そのまま寝れなくなってしまった。二度目は、なんと白昼夢だった。これまでの人生で夢を見ることなどほとんど無かったのに何で今日は2度も見ることになったのだろうか・・・ 夢その1 おばさ…

ヘッドホンを購入

ワイヤレスのヘッドホンを購入。ヘッドホン自体も初めてで使い勝手を書いていきたい。 もともと、家の中ではiPhoneのスピーカーから音楽を聴く、外ではカナル型のイヤホン(2000円くらい)で一人暮らしを特に不満なく過ごしてきた。 ネットの記事でワイヤレス…

「面白南極料理人」西村淳(新潮文庫)

極寒の地とはどういうところなのか? 近くにスーパーもコンビニもないところ、1年間を南極で自分を含めて8人に料理を振る舞うためには、かなりの食料をストックする必要がある。忘れ物があったらどうしよう。 自分が同じ立場になったことを考えると、不安…

水曜どうでしょうを見る

「東京ウォーカー①②」をテレビで見る。どうでしょうのどこが良いのか問われてもすべてを説明するのは難しい。大泉洋にふりかかる多くの苦難、例えば今回は徹夜明けで企画を始めるが、東京内を「歩く」必要がある。徹夜明けに歩くのは相当大変ではあるのだが…

「リブート!」福田和代(双葉文庫)

「リブート!」読了 リンカーシステムをめぐる物語。システムのつながりと人のつながりを描いた物語。最初は主人公である横田を中心に物語が進んでいくが、主人公のライバルとして登場する中瀬川の成長物語にいつのまにか収斂していく。 それにしてもびっく…

穏やかな日

明日からの仕事に向かって英気を養う。 今日の大きな目的は、自己学習を進める、いとこへ出産祝いを贈ること。昨日結構体を動かしたので今日はなるべく体を動かさない。 修行者のごとく、じっと身を固める。明日から再び戦場へ赴く。自ら動いて物事を進めて…