3連休の中日なのに歯が痛い!

 ちょっとした前触れはあった。数日前から歯を少し強めに噛むと奥歯からなにか漏れ出ていて、違和感があった。

 昨日の夜は自宅に戻れなかったということもあってステーキを食べたのが敗因だと思う。豪勢にしようと思ってステーキにしたのに、肉を購入するときにケチってしまった。結構固くてスルメをガリガリ噛んでいるような感じになって、歯に負担をかけてしまったと思う。

 1時間ほど立ったらジンジン痛み始めて、20時ころから我慢できなくなって歯医者を探し始めた。

 ネットで調べるといくつか出ているけど、やはり日曜日の夜にはやっているところが少ない、自宅の駅近くにはなく、会社の近くの繁華街でやっと見つかった。21時までと書いてあったけど、ホームページに埋め込みされているツイッターを見てみると、コロナの関係で営業時間の短縮されていた。タイミング悪い!

 それ以上調べても出てこなかったので歯医者を諦め、鎮痛剤を探すことにした。

近くのドラッグストアを検索して、開店しているところに電話したところおいてあるということだったので、浮足立ちながらすぐに買いに行った。店員さんから勧められたのはリングルアイビーα200という薬だった。

 1時間程度で痛みもおさまり、ゆっくり眠ることができた。

 今日はこれから歯医者に行きます。

 

 歯が痛くなると幕末の土佐藩山内容堂を思い出す。

 学生の頃、司馬遼太郎の「竜馬が行く」を貪り読んでいた。もちろん他の人と同じように竜馬の人生に憧れを抱いたけども脇役の魅力も取り憑かれていた。

特に山内容堂の人間的な部分が印象深かった。歯痛に悩まされていて、酒を飲んで紛らわせるしか無い。

 今だったら歯医者もあれば、鎮痛剤もある。しかし当時の状況では酒に頼るしかなかった。その酒に頼ることで判断が変わり、歴史も変わっていた可能性を考えると、生死に関わる大きな病気だけでなく、歯痛のような命に関わらない病気でも歴史を変える可能性があることをこの小説を通じて知ることができた。

 

 未来の人から見たら、現代も同じだろう。潰瘍性大腸炎だって総理大臣を辞任するほどの病気では無いと思われるかもしれない。