九年母ってなに?

感染症の日本史(磯田道史)の75ページで江戸時代後期に麻疹が流行した時に果物の価格が高騰した話が紹介されている。
みかん、梨とならんで九年母という果物が紹介されていた。なんだろうと思ってしらべてみたら、沖縄の柑橘類だった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%83%9C
徳川家康が九年母が好きだと書かれていて食べたくなった。
ただ、残念ながら今はあまり栽培されていないらしい。

それにしても最近柑橘系の果物はあまり見なくなってしまった。
昔はグレープフルーツ、オレンジなど食べていたけど、今はみかんくらいしか買わなくなった。
みかんだって子供の頃は家の涼しいところに箱でドーンとおいてあったのに、今は小さな袋に入っているものを冷蔵庫に入れている。
最近のスーパーの果物売り場では糖度を表示していることもあるくらい甘さにこだわっている。柑橘系で甘いのはみかんくらいかな。他は甘くできないのだろうか。