ずっと使っていたアプリの話

 「僕の来た道」というアプリをずっと使っていた。

 このアプリは行動をログとして記録しており、一日の移動履歴が地図上で線として表示され、更には地名、お店なども表示された。いわゆるライフログというもので、最初に設定をしておけば、ずっと記録される。敷居の低さからかなり重宝していた。

 

 2013年2月から使い始めていて、もう少しで7年だった。だいぶ前からアプリの配布は終了していたけど、ずっと使えていたのでそのままにしていた。今年の10月くらいから位置情報を取得してくれなくなり、更には地図情報にもサービス終了の案内が出てくるようになっていた。

 

 代替サービスを調べてみると、Googleマップのタイムラインが第一候補になる。Googleは他にもいろいろサービスを使っていて自分の位置情報まで登録してしまうと、なにもかもさらけ出してしまって、自分の個人情報が丸裸になってしまうため、気がのらない。

 

 行動記録をログとして残すサービスというのは仕組みを考えるとなかなか継続しづらいものなのかもしれない。

携帯電話自体で位置情報自体は取得することができるが、それを地名として変換すること、場所を表示させるためにはWeb上からAPIなどで引っ張って来ないと行けないはずだ。

 

 そうしたときに自社で地名情報や地図情報を提供しているGoogleであれば安定的にサービスを行えるが、小さい会社だと他社のサービスに依存してしまうので、どうしても安定的なサービスを行えなくなるのかもしれない。

 

 「僕の来た道」はYahoo系だったので、自社のサービスを使ってある程度の期間は安定的に運営していたけど、それでも巨大なGoogleがいる中ではペイできなかったように見える。

 

 このアプリの中には7年近くのデータが残っているのでなんとか引っ張り出したいが、何か良い方法はないだろうか。